男性なら多くの人に

ノブ

2007年08月13日 12:50

ED(勃起障害)とは、勃起機能の低下のことで、男性なら多くの人に起こり得る病気です。専門的には「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態」と定義されています。ED(勃起障害)をより理解するために勃起の仕組みについて簡単に説明したいと思います。勃起に必要な神経は「副交感神経」と呼ばれています。では、この「副交感神経」は一体どういうものなのでしょうか。副交感神経は外界からの刺激(ストレッサー)に対して反応する自律神経系のひとつで、生体内のホルモンなどを制御しているそうです。
ちなみに、日本の推定潜在糖尿病患者数は1,620万人、そのうちED(勃起障害)治療を受けている患者さんは374万人、推定潜在高血圧症患者数は3,400万人、そのうち治療を受けている患者さんは1060万人と言われているそうです(推定潜在患者数は未治療患者を含みます)。また先進国におけるED治療の患者数は人口の約1割程度、つまり10人に1人とも言われています。10人に1人という割合は、もはや特殊なケースに相当する病気とは決して言えないでしょう。
いわゆる「濡れない・濡れにくい」ことがあげられます。男性の性的興奮の障害例は、性行為が終了するまで充分な勃起を維持できない状態。いわゆる「勃起不全・勃起障害(ED)」です。オルガズムの障害はこれも男性女性ともにあり、女性オルガズム障害は性交渉の際にオルガズムがない。いわゆる「感じない・イカない」に相当します。恒常的にオルガズムが全くない場合と、シチュエーションやパートナーによってはある場合とがあります。男性オルガズム障害も同様に恒常的に全くない場合と、状況・相手によってはある場合とがあるそうです。
インポテンツとED(勃起障害)は違います。インポテンツは「性的不能」のことを指してED(勃起障害)はとは区別され、最近ではヨーロッパやアメリカを中心に使用を控える風潮があるそうです。また、ED(勃起障害)は大変神経質な病気です。患って悩んでいる人は風邪をひいたように人前では自分の事を、ED(勃起障害)とは公言しにくいものです。そういった意味でも、ED(勃起障害)に悩んでいる人のことに配慮して、できるだけインポテンツという言葉は慎重に使用した方がいいと思います。

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